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翻訳、それと言語教育との関係は?

What is Translation and its relation to Language Learning?

 

 

面白いことに、生成AIや高度な翻訳AIの出現により、近ごろ翻訳に対する意識が高まっています。翻訳を生業にしてきた私の目からみても、それらの性能(とくに正確さ)が数年前のものと比べ、驚異的な進化を遂げていることは否定できません。

 

誰もがその事実を認める中、これからを生きる子供たちにどのようにAIを使わせるかが盛んに議論されています。また、言葉が簡単に別の言語に変換されてしまう現代や未来において、外国語教育の意味は今後もあり続けるのか、様々な意見が交わされています。

 

私の個人的な意見では、言語教育、そして外国語教育(日本では主に英語教育)の存在価値は益々高まるだろうと思うのです。なぜなら、AIが生成した文章、翻訳物を理解し、内容の是非や正確さを判断するのは、まさに人間だからです。

 

人間はこれまで以上に賢く、語学力も高くなくてはなりません。そうでないと、いずれAIに支配される時代が来てしまいます。言語を単なるコミュニケーションツールとして捉える時代は終わり、言語そのもの成り立ちや仕組み、重要性に目を向ける時が来ていると思います。

 

現在、私は「映像字幕コンペティション」(https://geic.jp/fsc/

という活動に参加しています。中高生を対象に、字幕制作を楽しみながら学んでもらうイベントで、私は運営、審査のお手伝いをしています。

 

字幕は、たとえAIの力を一部借りたとしても、自分の力で言葉の意味を深く掘り下げ、情報の取捨選択、論理的な意味の構築を考えないと作ることができません。詳しくは、今後セミナーや執筆活動を通じてお伝えしていきたいと思っています。

 

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